|【時計と暦】 3種類の暦について
これから3種類暦について見ていきましょう。
1、太陰暦
中国やイスラム圏、日本を含むアジア圏でも広く
採用され、今日でもイスラム教圏で使われている
ようです。
日本では明治時代まで採用されていたようです。
月の満ち欠けをもとにして作られた暦で、月が
新月になる日をその月の始まりの日としていた
ようです。
月の満ち欠けが一周する周期(29、53日)を元
に一月を29日と30日に設定しているため、実際
の季節と少しずつずれが発生し、そのずれを補う
方法として 「うるう月」 を設けて一ヶ月増やして
調整していたために、一年が13ヶ月になる年が
あったそうですね。
2、ユリウス暦
紀元前45年、古代ローマの政治家が採用した暦
です。
365、25日を一年とし、4年に一日 「うるう日」 を
置き、一年を調整していたようですね。
3、グレゴリオ暦=太陽暦:現行の暦
ユリウス暦も年100年経つうちに少しずつずれが
進み、西暦1500年代頃には11日も進んでしま
ったために、西暦1528年にローマ教皇グレゴリオ
13世がこの暦を採用したようです。
ユリウス暦では400年に100回のうるう年を置く
のに対し、この暦は97回のうるう年を置くことで、
かなり正確な暦となったのだそうです。
今でもおなじみのカレンダーとして使われてい
ますね。
ちなみに1年が365日である理由は、地球が
およそ365日をかけて太陽の周りを1周するから
で、ぴったり365日ではなく365、2422日なため、
その誤差を調整するうるう年が置かれて調整をして
いるそうです。
日本の暦はしばらくの間、太陽暦を採用していたよう
ですが、西暦1872年12月3日に現在の暦である
グレゴリオ暦に統一されたそうですね。
当時の西洋化に順応すべく、世界各国で採用され
ているグレゴリオ暦に変更したのだと思います。
日時計から腕時計までに発展を遂げた時計の歴史
と天文の運行を基に作られた暦を勉強しましたね。
|まとめ【時計と暦の歴史】
時計と暦は長い年月をかけ現在のような高精度で
コンパクトな形になり、腕時計が宇宙、そして化学と
繋がっているとは、とてもロマンチックだと思い
ます。
ぜひ、時計が進化、発展してきた歴史を思い出し
ながら、皆さんも腕時計を選んでみてはいかが
でしょう。
また次回おたのしみに 峰不二子