コラム 【時計と暦】

  紀元前600~501年代頃にはロウソクや

ランプを用いた“燃焼時計”が作られ、西洋ではロウ

ソクや油を使ったものが多かったそうですが、中

国や日本では香や線香、火縄なども使われた

のだそうです。


ロウソクやランプでどのように計ると思いますか?

ロウソク時計はロウソクの側面に目盛りを記して

経過時間を把握していたようです。


ランプの日時計は油を注ぐ容器に目盛りを記し、

時間を測っていたそうです。


そして紀元前1400~1301年代頃には現代

でも馴染みのある 「砂時計」 が作られたそう

です。


砂時計は水のように凍ったり蒸発しない

ため水時計より安定して時間を計測でき、特に

寒さの厳しい北欧で重宝されたようですね。


作られた当初、砂の粒が大きく詰まってしまう

こともあったようですが、正確な時間が測れる

よう改善されていったそうです。


また揺れや温度変化に強かったため船上で

よく使用されるようになったそうです。


人類初の日時計から、水時計、さらにロウソク

やランプを用いた日時計、そして砂時計が人類

の知恵によってつくられたと勉強しましたね。



|【時計と暦】 〈第2フェーズ〉西暦1300~

1754年頃まで


西暦1300~1745年頃の約450年の間、時

計は飛躍的な進化をとげたそうですが、この飛

躍を果たすまでにたくさんの苦労があったのだと

思います。


「見えないものを見える形にする」 には、それぞ

れの時代を代表する科学者や職人が研究して

も、そう簡単に解決できるものではなかった

そうです。


時計の存在が当たり前になった現代は、先人

たちがどのような苦労をしてきたか私たちには

想像もできないようなことがたくさんあったよう

ですね。


しかし先人たちの探求により、時計が完成して

その中で生きている私たちはとても幸せな時代

を過ごしてると言えると思います。


それでは、第3フェーズに入る前に時計を飛躍

的に進化させた3つの出来事を見てみましょう。



【時計と暦】 時計を飛躍的に進化させた3つの

出来事


まず1つ目は 「機械時計」 の発明について

だそうです。

機械式時計はいつから使われ始めたか、その

歴史を辿ってみると西暦1309年にミラノの

教会で使われたことが記録として残っていた

そうです。


また現存する最も古い時代の機械式時計は

西暦1370年にフランス人がドイツ人時計

職人のアンリ・ド・ヴィック氏によって作られた

宮廷の塔時計と、西暦1386年に英国ソール

ズベリー寺院に設置された塔時計のようです。


機械式時計が発明されるまで、 「時」 は神

から授けられたものと考えられていたため、国

の中でも位の高い人々によって管理されていた

そうですが、機械式時計の誕生により、その常

識が覆えされたのだそうです。


時間は人々に平等に与えられ、昼と夜の時間を

それぞれ分ける 「不定時法」 から現代でも使

用されている 「定時法」 へ変わったそうです。


さらに、農業や林業、漁業などが盛んだった時

代から電化製品や製造業など工業を主体とする

時代へと突入するきっかけとなったのだと思い

ます。


二つ目は、小型化の出発点である 「ゼンマイ」

が発明されたこと。

当時の携帯時計は最小でも高さ厚さ10センチ

程度もある振り子式だったそうです。


ゼンマイは、錘に比べて小さく 「時計の移動や

傾きに左右されにくい」 「巻き上げられたゼン

マイのほどける力で時計を動かす」 という特徴

があるようです。


実は“ゼンマイ”がいつ発明されたのかはっきりし

た年月日がわかっていませんが、西暦1462年

のヨーロッパではすでにゼンマイが使用された時

計が存在していたそうです。


どのような経緯をたどり、ゼンマイが発明されたの

でしょう。


実は知らない人はいないイタリアの物理学者・天文

学者が発明した 「振り子の等性原理(振り子の周

期)」 が時計の技術に大きな一歩を与えたかと思い

ます。


その約72年後の西暦1654年、イギリスの科学者

が 「振り子の原理」 から 「ひげゼンマイ機構」 の

基礎を確立したそうで、そのたった2年後(西暦16

56年)、オランダの科学者はガリレオの発明を

基に 「振り子時計」 を開発し、その後ホイヘンス

は西暦1675年にひげゼンマイによるテンプ式調速

機考案しフランスで特許を取得したようですね。

(実は、ひげゼンマイ機構の基礎を確立した科学

者がひげゼンマイが時計のテンプに応用できる

ことに気づきましたが、特許は取得しなかった

そうです。


ここからさらに、ゼンマイの機能を超える 「ひげ

ゼンマイ」 が発明されたそうです。

  また次回おたのしみに  峰不二子


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