|お花見で楽しめる主な桜の種類
桜の種類は日本で見るだけでも600種類
以上あるとされ、桜の名所や公園を始め、
個人宅でも楽しまれています。
染井吉野(ソメイヨシノ)
ソメイヨシノは、現在の東京都付近にあった
染井村で品種改良された桜だそうです。
開花時期は4月上旬頃で、淡いピンクの色を
した一重咲きのかわいらしい花を咲かせます。
雨や風の影響で花が散ってしまう繊細な品種
だそうですが、風に舞う花びらが宙を舞う姿
も美しいですね。
北海道の北部や鹿児島県の奄美大島、沖縄県
を除いた全国で見られるかと思います。
河津桜(カワヅザクラ)
カワヅザクラは、静岡県の河津町で発見された
品種だそうで、品種改良ではなく、ほかの品種
の花粉が付いて自然に誕生した自然交雑種の
ようです。開花時期は2月から3月上旬にかけ
て、まだ寒い時期に花を咲かせるようです。
花は大きめで濃いピンク色をしていて、雨や
風にも強いことが特徴のようです。
埼玉県すみよし桜の里、静岡県河津町、大分
県四浦半島で見られるそうです。
山桜(ヤマザクラ)
ヤマザクラは古今和歌集などに登場する桜
といわれる歴史ある桜で、シロ
ヤマザクラと呼ばれていたこともあったそ
うです。
開花時期は3月下旬から4月上旬のよ
うです。
花の色は白から淡いピンク色をしている
ようです。
野生種なので、変異して花の見た目や数
が異なることもあるようですが、本州や四国、九州で
見られるそうです。
八重桜(ヤエザクラ)
ヤエザクラは花びらがたくさん重なっている
八重咲きの桜の総称の様です。
4月下旬から5月上旬にかけて開花するも
のが多いため、品種によって開花時期は
異なるそうです。
ヤエザクラは6枚以上の花びらが重なって
いる品種を指し、なかには100枚以上も
の花びらが重なっているものもあるのだそう
です。
日本全国で見られる桜ですね。
枝垂桜(シダレザクラ)
シダレザクラは細い枝が垂れ下がってい
る桜の総称の様です。
平安時代から親しまれてきた桜で、樹齢が
1,000年を超えると推定されるものもある
ようです。
ほとんどのシダレザクラの開花時期は、3月
下旬から4月にかけてだそうです。
淡いピンク色で小ぶりの花を咲かせるものが
多く、ベニシダレといわれる濃いピンク色の
ものもあるそうです。
|お花見のマナー
お花見をする際は桜の木や周りの方や、これ
からお花見に来る方のことまで配慮し、みんなが
気持ち気持ち良く楽しめるよう、マナーを守ること
も大切ですね。
桜に触らない
桜の花はとても繊細で、ちょっとした傷が大きな
ダメージとなってしまうこともあるため、美しい花
を間近で見たいと感じるかもしれませんが、枝を
折ったり、枝の先を引っ張って写真を撮ったりして
はいけないですね。
場所取りのために紐を引っ掛ける、木の幹に寄り
かかるなどもNGです。
子どもにも桜を触ってはいけないことや、桜の近く
で遊んではいけないことを言い聞かせておくと良い
ようです。
他の方々へ配慮して場所取りをする
ゆったりお花見を楽しみたい、少しでも桜を近くで
見たいなど、良い場所を確保したいと考えるのは
自然なことですが、ほかにもお花見を楽しみたい
方はたくさんいるので、必要以上に広く場所を
取らず、ほかの方のスペースに無理矢理入り込
むなどしないように注意し、お花見を楽しみ
ましょう。
ゴミは持ち帰る。
お花見で持ってきたものは、ゴミも含めて全て持ち
帰るのがマナーなので、公園のゴミ箱などに捨てる
のはやめましょう。
自分たちが出したゴミを持ち帰るところを子どもに
見せる事で、お花見に限らず 「ゴミはきちんと持ち
帰る」 ことも教えられると思います。
お弁当や持ち物を準備する時点で、ゴミとして持ち
帰るときのことを考え、お花見に行きましょう。
|まとめ
お花見は、奈良時代の花鳥風月を詠む風習が始ま
りとされる行事のようです。
上流階級の人々から時代の流れとともに庶民に
広まり、お花見で鑑賞できる桜にはいくつかの品種
があり、さまざまな場所へ桜を見に行って違いを楽
しむのも良いかと思います。
お花見に行く際は、桜を傷つけない、周りの方たち
にも配慮する、ゴミはきちんと持ち帰るなどマナーを
守ることが大切ですね。
みんなが気持ち良く過ごせるようにマナーを守り、家
族や友達同士ですてきな思い出を作れる良いですね。
また次回おたのしみに 峰不二子