「恵方巻」について
そもそも「節分」とは?「恵方」とは?
節分は、季節の変わり目の前の日を言い、年4回あるそうです。その中で、最も重んじられる節分が
立春の前の日になると思います。きびしい寒さが続く小寒、大寒などの「寒」の終わり、つまり、冬の終
わりの日なのだそうです。
医学の発達する以前、寒の時期は1年で一番多くの人が病にかかり、亡くなったりしたようですが、今
で言うインフルエンザも流行ったようです。節分を境に、春に向かって季節が大きく変わっていく節目の
日で、当時の人にとって、春を迎える節分は1月1日の元旦と同じくらい節目の日とされていたのだと
思います。
ちなみに、旧暦では節分は年の明ける前となり、新年は暦の上でも春となっているそうで、その名残で
正月にも迎春や新春の言葉を使うようです。
節分といえば「鬼は外、福は内」の豆まきで、豆というのは「魔物を滅する」(“ま”ものを“め”っする)という
意味もあるため、古くから、魔除けに使われてきたのだと思います。煎った大豆を使う理由としては、豆を
煎る時のぱらぱらという音を、鬼や魔物が嫌ったという説もあることのようです。
また次回おたのしみに 峰不二子