ハロウィンの発祥とは?歴史や由来、起源を教えます。
ハロウィンの発祥
ハロウィンは元を辿ると古代ケルト人サムハイン祭りまで遡るようです。
古代ケルト人は紀元前から存在していた人々で、ヨーロッパ全体に移り住んでいたというようです。
サムハイン祭りは、作物の豊作などを祈願するお祭りのことのようで、生贄として人間がささげられるこ
ともあったと言われています。
古代ケルト人にとってみれば冬は一年の始まりなので、収穫祭として、来年の豊作を祈り、
神々に生贄をささげたと言われているようです。
その後の歴史
その後、サムハイン祭りは紀元前後1000年まで続きましたが、その頃になるとキリスト教の普及が広
まっていきました。
キリスト教はサムハイン祭りを異教徒のお祭りとみなしましたが、弾圧はせずに、11月1日に万霊節
という祝祭を置くことで対抗したことのようです。いわば、祝祭を置き換えることでサムハイン祭りを押さえ
つけるようにしたそうです。
これによって、異教徒であるケルト人の古い風習と、キリスト教の霊のための祝祭が混在する期
間があり、ある地域では融合したりしていったとされています。
霊のための祝祭で、霊のためにごちそうがふるまわれました。これは今日の「ハロウィンでは
ごちそうを食べる」という風習に通ずるものがありますね。
中世になると、魔女狩りが流行し、多くの女性が言いがかりによって火あぶりにされていたようです。
中でも「ハロウィンの夜に魔女の集会に参加した」という理由もあったそうで、サムハイ
ン祭りの生贄をささげるという不気味なイメージから魔女と連想されたのかはわかりません。ハロ
ウィンと魔女は魔女狩りの時期に結び付いたイメージだと考えられているようです。
火について
ハロウィンではたき火など、火が扱われることが多いのですが、これは収穫祭によって得られた
作物の中でも、不要なものを燃やしたということから由来しているようです。
また、霊のための祝祭なので、霊が迷わないよう、道を照らすためだとも言われているようです。
いずれにせよ、今日ではその名残がジャックオーランタンの中の火として残っていると言える
と思います。
また次回おたのしみに! 峰不二子