日焼け止めは正しく使おう!
効果的な紫外線対策をするため、日焼け止め
の正しい選び方や使い方について知りましょう。
日焼け止めに必ず明記されている 「SPF」 と
「PA」 という表記。これは何を表しているのか
知っていますか?
数値の高い方が安心...という気持ちで選ん
でいる人も多いかと思います。どちらも紫外線
をカットする効果の強さを示しているそうですが、
対象になる紫外線の種類が異なる様です。
「SPF」 は皮膚の表面を赤く焼いたり、
メラニンの生成を促したりする 「UVB」 を
カットする効果の目安で、2~50までの数値で
表され、50を超える場合は、50+という表記に
なり、この数値は日焼け止めをつけていない
時に比べて、肌が赤くなる日焼けが起こる
までの時間を何倍にのばせるか、を意味して
いる様です。
具体的に考えると、何も塗らずに日差しを浴び
たとき20分で肌が赤くなる人が、SPF15の日
焼け止めを塗っておくと、20分、×15=300
分、つまり、5時間ほど赤くなる時間をのばす
ことができるということなのだそうです。
また、 「PA」 は肌老化のきっかけを作る
「UVA」 をカットする効果の目安で、 「+」 か
ら 「++++」 までの4段階で表され、+の数が
多いほど紫外線の影響から肌を守る効果が
高くなるそうです。
ここで注意しておきたいのは、日焼け止めが
表記通りの効果を発揮するのは、適切に使っ
てこそ。SPFやPAの数値は1平方センチ
メートルの皮膚に、日焼け止め2mgを塗った
時に期待できる効果として表記されているそう
ですが、この通りにたっぷり日焼け止めを
使うと、白くなったりべたついたりしてしまい、
実際に使う量はかなり少ないという人がほとん
どだそうです。
そうなると日焼け止めの効果は適正に得られず、
対策をしたつもりでも、実は紫外線の影響をモロ
に受けている...というケースが少なくない
そうです。
日焼け止め選びの基準は、普段使いであれば、
SPF20、PA++程度のものでも十分で、効果の高
い日焼け止めは、その分肌への負担も大きくなる
かと思いますので、普段用、レジャー用など、
用途に合った日焼け止めを使い分けるののが良い
そうです。
日焼け止めは汗やハンカチの摩擦などで少しずつ
落ちでいき、正しい紫外線対策としては、日焼け止
めはたっぷりと、また、こまめに塗り直すことの様で、
パウダー類には紫外線を反射してはね返す働きも
ある様なので、パウダーファンデーションの重ねづけ
も有効だと思います。
車の窓も同じで、遮光カーテンをつけたり、UVカット
フィルムなどをつけておくと安心だそうですね。
また、夏になると日傘や帽子を使う人が多くなります
が、紫外線の量がぐんと増える春先から、できれば
一年中、日よけグッズは活用し、UVカット効果が示さ
れているものも増えているかと思いますが、選ぶとき
のポイントは 「色が濃くて大きめ」 ということ。半袖
で過ごす夏も、外では、薄いシャツを羽織る、ストール
を携帯しておくなど、工夫すると良いかと思います。
さらに注意したいアイテムはサングラスで、紫外線
対策としてサングラスを掛ける場合、表示されている
紫外線透過率が低いものか、紫外線カット率が高い
ものを選ぶのが良いようで、色の濃いサングラスの方
がより紫外線を防ぐように思えますが、暗い環境では
目の瞳孔(どうこう)が開きますので、かえって多くの
紫外線が目から取り込まれてしまうそうです。紫外線
対策のサングラスには、単に色が濃いだけのファッション
用はおすすめではないそうです。
トータルケアで肌老化を予防しよう!
紫外線からお肌を守るために、内側からのケアも大切で、
肌老化の予防という観点から、まず見直したいのは毎日
の食事だそうです。人が活動することや紫外線を浴びる
ことにより、体内で発生する活性酸素は肌の老化に関わ
っている様です。身体が活性酸素の影響を受けない
ように、食べ物から抗酸化物質を補給することが重要で、
日頃から抗酸化物質が多く含まれる野菜をたっぷり摂る
ように意識すると良いそうです。ポリフェノールの一種の
アントシアニンやイソフラボン、カロテノイドの一種リコピン
やルテインなど、代表的な抗酸化物質ですが、にんじんや
かぼちゃなどに多く含まれるビタミンA、オレンジやブロッ
コリーなどに多いビタミンC、ナッツ類になどに多いビタミン
Eなどは、抗酸化作用に相乗効果をもたらすビタミンだそう
です。
このように、色々な食材をバランスよく摂ると、高い栄養
価が期待できるそうです。
その他、美肌づくりには睡眠時間の確保も必須で、睡眠
が足りていないとホルモンバランスやターンオーバーが
乱れる原因となり、紫外線から肌を守るために、日焼け
止めなどのグッズを賢く活用することに加え、食事や睡眠
といった生活を見直し、トータルケアで美肌を目指せると
良いですね。
まとめ
地上に届く紫外線には、肌老化をすすめる 「UVA」 と
肌を赤く焼く 「UVB」 の2種類があり、紫外線は365日、
雨の日も降り注ぎ、室内にも届く。
短時間での外出でも、日焼け止めを塗らないと紫外線に
よる肌のダメージは積み重なる。
日焼け止めを選ぶ時は、 「UVB」 のカット効果を示す
「SPF」 と 「UVA」 のカット効果を示す 「PA」 の値を
確認し、日焼け止めの効果を得るために、必要量を
たっぷりと使い、こまめに塗り直すことが肝心。
日傘や帽子、サングラスなどUVカットアイテムを
適切に活用することも大切で、食事や睡眠など生活も
見直し、トータルケアで肌を紫外線から守れると良い
そうです。
また次回おたのしみに 峰不二子