夏の「マスク焼け」&「マスク乾燥肌」を防ぐ!日焼け対策と正しい夏肌ケアとは?
マスクをつけて外出するのが当たり前となった今年の夏ですね。
マスクで顔が隠れるからといってUVケアをおろそかにしていると、肌にうっすらと日焼け跡が残る
「マスク日焼け」をしてしまうかと思います。
また、夏の肌はエアコンや紫外線の影響などで、想像以上に乾燥した状態。実はマスクをしていると
意外にも肌の乾燥は進んでしまうようです。「マスク焼け」と「マスク乾燥肌」の対策を万全にし、この
夏を乗り切れるとよいですね。
マスクの中も日焼けする可能性がある
マスクをするとマスクの中は日焼けしないのでしょう。UV(紫外線)カットを謳ったマスクも登場
しているようですが、UVカットを謳っていない一般的な不織布マスク(サージカルマスク)でも、
マスクの内側の紫外線到達量は少なくなることのようです。また、綿や麻でできた、いわゆる
布マスクよりも、不織布の素材に使われているポリエステルのほうが、UVカット率が高くなると
いうことだと思います。
だからといって「マスクから出ている部分だけに日焼け止めを塗ればいい」と考えてしまうのは
NGだと思います。マスクをしていれば日焼けをしないということはないようです。
マスクのあの部分は、元々、日焼け止めを塗り忘れやすい場所だった!
そもそも、私たちが顔に日焼け止めを塗る際に、塗り忘れや塗りムラが起きやすい場所がある
ようです。それは、正面を向いて鏡を見た時、「鏡に映らない部分」。代表的なのは耳の前から
エラにかけての「顔の側面のようです。また、小鼻のキワ、耳や耳の後ろ、エラの下、髪の生え
際も、塗り忘れや塗りムラが起きやすいポイントのようです。
これらはちょうどマスクの端や耳掛けのゴム紐が当たる部分ですね。しかも、ゴム紐で肌が
こすれることにより、せっかく塗った日焼け止めが落ちやすくなってしまうと思います。
そのため、普通に日焼け止めを塗ったつもりでも、「マスク焼け」が起きやすい状態
だと思います。
日焼け止めは「顔全体にたっぷり」が鉄則!「5点置き」で塗り忘れ・ムラを防いで
マスク焼けを防ぐ鉄則は、マスクの内側になる部分も合わせた顔全体に、特に
側面に注意しながら日焼け止めをたっぷり均一に塗ることだと思います。
最近の日焼け止めは伸びがよいため薄く塗ってしまいがちですが、製品に表示され
ている、「SPF」や「PA」の値は、薄く塗ると効果が十分に発揮されないこともあるよう
です。しかも、マスクをつけていることで顔に汗をかきやすくなり、マスクで肌がこすれ
て日焼け止めが落ちやすい状態なので、普段よりも多めに塗ることを意識するとよい
と思います。
日焼け止めを顔全体に均一に塗るコツは、おでこ、鼻、両頬、あごの5点に置いて
から塗り広げること。こうすると、日焼け止めが顔全体に均等に行き渡り、塗り残し
や塗りムラが起きにくくなるようです。
マスクや汗でファンデーションが落ちたら、日焼け止めも落ちています。
日焼け止めは2、3時間ごとに塗り直すということも大事なポイントのようです。
ファンデーションがよれていたり、外したマスクの内側にファンデーションが付着
したりする時には、その部分の日焼け止めも一緒に落ちてしまっている証拠の
ようです。化粧直しの前に日焼け止めも忘れず塗り直すとよいと思います。
化粧直しをする際は、ファンデーションが落ちた部分だけをティッシュオフし、日
焼け止めを塗ってからファンデーションを塗っていくようです。この時に日焼け止
めもファンデーションも、こすらずに叩き込むようにすると、きれいに仕上がると
思います。
ステイホームでも雨の日でも、忍び寄る紫外線。油断は禁物です。
自宅にいることも多い今年の夏ですが、肌の奥まで入り込み、シワやたるみの
原因となる紫外線「UV-A」は窓ガラスを通過して室内にも届くようです。
ステイホームの日でも、UVケアは欠かさないようにするとよいと思います。
紫外線の量は、曇りや雨の日でもそれほど減らないようです。快晴の時に
比べて、うす曇りの場合は約80%~90%の紫外線が地上まで届いている
ようです。曇りなら約60%、雨でも約30%の紫外線が到達していると思い
ます。また、雲の間から太陽が出ている場合は、雲からの散乱光により、
快晴の時よりも紫外線が多くなると思います。曇りの日でもマスク焼けには
注意が必要のようです。
夏の肌は想像以上に乾いている!マスクでさらに乾燥するって本当!?
夏は皮脂が多くなるので肌は潤っていると思いますが、実はエアコンや
紫外線、室内外の温度差の影響で、肌の内側は想像以上に乾燥している
ようです。さらにこの夏、注意したいのが「マスク乾燥肌」だと思います。
マスクをしている間、肌がしっとりと潤うかと思いますが、実は吐いた息に
含まれる水分が蒸発する時に、肌の角質層に含まれる水分も一緒に奪
われやすくなることのようです。そのためマスクの隙間から徐々に水分が
蒸発し、乾燥肌に、また、マスクを外した時には、急速に肌の乾燥が進
んでしまうようです。
「マスク乾燥肌」を予防する逆転の発想とは?
マスクを外した時などに角質層の水分まで奪われてしまうので、マスク内
の湿度がいくら高くても、肌の保湿のプラスにはならないようです。
マスク乾燥肌対策は、逆転の発想で「マスク内が蒸れないようにする」
ことが大切のようです。例えば、不織布マスクの内側にガーゼをはさみ、
湿ってきたら交換するとよいと思います。また、化粧直しと一緒に肌の
保湿もし治すことが乾燥を防ぐことにつながると思います。
さらに、マスクをしていると肌の雑菌が増えたり肌がこすれたりし、肌荒れ
を起こしやすくなるようです。マスクをこまめに取り換えて清潔を保つことが
理想だと思いますが、それが難しい場合は、自分の顔に合ったサイズのマ
スクを使うことを心掛けるとよいようです。大きすぎるマスクは隙間から水分が奪わ
れて肌が乾燥しやすくなったり、逆に小さいと肌がこすれやすくなったりして、
サイズが合わないことで肌への負担が増してしまうと思います。
また、家に帰ったらマスクを外して、保湿などのケアをし、負担をかけた肌を
充分にいたわることが大切のようです。
マスクの着用でウイルス感染拡大を予防しながら、同時にマスクによる肌
トラブルも防ぎ、身体も肌もすこやかな夏をすごしていけるとよいですね。
また次回おたのしみに 峰不二子