湯治とは?優れた効果・やり方・歴史・おすすめ期間など
「湯治(とうじ)」とは、温泉が持つ効果効能を利用し、病気を治療することを意味するようです。
ここでは、湯治がもたらす効果のほかに、やり方や歴史などを説明。行楽目的とはひと味違った、温泉
の活用法をみてみましょう。
1、湯治とは?どんな歴史がある?
▶湯治とは?
湯治とは、温泉宿に1週間以上の期間滞在して、温泉の効果を利用して、病気の治療や療養を行う
ことを指すようです。
古くから日本にある医学的に認められた医療法のひとつとなっていて、これが疲労回復や観光を目的
とした一般的な温泉旅行とは異なる点のようです。
そのため、湯治を行う際は、訪れる温泉地や入浴方法などを事前に医師と相談する必要がある
と思います。
▶湯治の歴史
湯治の歴史は深く、古くは権力者など一部の人たちのみが行うものでした。現在のように一般の人の
間にも浸透したのは、街道が整理されて温泉地への行動が楽になった江戸時代以降といわれている
ようです。
医学の近代化が図られた明治時代以降、大分県〇〇温泉に2つの病院が開設され、温泉療法が実施
されていたようです。
現在では、癒しや娯楽として温泉を楽しむことが一般的となった一方、鳥取県の三朝温泉のような病気の
治療を目的とした‘‘湯治場’’に訪れて温泉を利用する人も少なくないと思います。
2、湯治の効果と湯治場
▶湯治の効果
湯治の本質は、温泉に入ることで人間が本来持っている自然治癒力を高めることといわれているようです。
諸説あり温泉の泉質にもよると思いますが、アトピー性皮膚炎や腰痛、がんなどの治療への効果が期待
でき、自分の判断のみで行うと逆に悪化する可能性もあるので注意が必要だと思います。
▶「湯治場」は湯治を目的とした温泉地
世界でも有数の放射能泉である鳥取県の「三朝温泉」は、現代人に適した湯治スタイルを提案する
温泉地と知られていて、ラドン(微弱な放射線)を身体に取り込むことで、自然治癒力や免疫力を
高められると評判のようです。
このように湯治を目的に用いられている温泉地「湯治場」(湯治の宿)が日本の各地に存在しています。
3、湯治のやり方とベストな滞在期間
▶湯治のやり方
湯治における一般的な入浴方法をみてみましょう。しかし、病気に合わせた方法をとらないと逆に
悪化することもあるので、事前に医師に相談するとよいと思います。
1、かけ湯をする
血圧の急な上昇や心臓への負担を減らすため、まずはかけ湯をしましょう。心臓から遠い、
足→腰→胸でお湯をかけます。
また次回おたのしみに! 峰不二子