コラム 冬、臭いケア

あきは薬局

2020年11月19日 18:23

 冬だからといって気が抜けない!寒い季節のにおい対策


夏に使いきらなかったでオドラントグッズ、「次の夏まで使わないから」と引き出しの奥に

しまいこんでいませんか。寒い季節には汗のにおい対策は不要と思われがちだと思います。意外と

汗をかいていると思います。冬場にも気をつけたい汗のにおいケアについてみてみましょう。



汗をかきにくい季節でもにおいケアが必要?



寒さが厳しい北国のなかでも北海道の冬は長く、1年のうち半分は寒さ対策が必要のようです。と

くに1~2月など、地域によっては最低気温がマイナス20度を下回ることもあり、十分な防寒

が欠かせないようです。外を歩くときには、たっぷりの重ね着に風を通さない上着、雪の上で滑ら

ないような防寒シューズといった装いが定番だと思います。


ところがそんな厳しい寒さとは裏腹に、家の中は驚くほどに暖かいというのが北海道の特徴

のようです。2012年1月にウェザーニューズ社が行った調査によると、全国でもっとも部屋の温度

が高いのは北海道という結果が出ているようです。これは2012年1月23日~29日に行われたアンケー

ト調査の中で、北海道の平均室温は20.73度、2位は沖縄県の20.64度でした。また、家の中で長

袖・長ズボンと厚手の上着で過ごす人の割合は、北海道がもっとも低いという結果になったようです。

北海道では高気密・高断熱の家が多く、真冬でも半袖で過ごせるほど暖かいようです。


ショッピングセンターや飲食店などでも同様で、屋内は薄着で過ごせるほどの暖かさのた

め、たっぷり着込んでいると汗ばんでしまうようです。そのまま過ごしていると、蒸れて汗臭さ

を感じることも多いようです。そうした環境から、北海道では真冬でもニオイケアをしっかり

行う必要があるようです。



冬に気をつけたい体臭の原因と対策


冬のにおい対策といえば、もっとも気をつけたいのが靴のにおいだと思います。


雪の多い地域では、防水・防寒仕様の靴が一般的で、モコモコと温かく足を包んで

くれる防寒シューズは、寒い冬には欠かせないようです。しかし、汗をかきやすいという

点には注意が必要です。同じ防寒シューズを何日も履き続けると、汗による湿気がたまり

、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。靴のにおいはこの雑菌が原因です。


湿気をためないように、靴はローテーションで履き替えるようにするとよいです。天気が良い

日には干す、丸めた新聞紙を中に入れて湿気をとる、抗菌・防臭効果のあるスプレーを利用

するなども、靴のにおい対策に効果的のようです。


脇や耳まわりなどの汗も、においの原因になることがあります。汗をかいたらサッと拭ける

よう、汗拭きシートやウェットティッシュなどをバッグにしのばせておくと安心ですね。ま

た、衣類についたにおいにも注意するとよいです。

冬のアウターはウール素材など手洗いが必要なものが多く、毎日洗濯するという人は少な

いと思います。汗をかいたときにはそのままクローゼットにしまわず、陰干しを

したり風に当てたりして、湿気をとるようにするとよいと思います。雑菌の繁殖を防ぐために除菌スプ

レーをしておくのもよいようです。


冬でも起こりがちな汗による肌トラブル

冬に汗ばんだ時に気をつけたいのはにおいだけではありません。汗が原因の肌トラブル

にも注意が必要のようです。


汗をかいてそのままにしておくと、汗そのものや汗についたほこりなどが刺激になり、か

ゆみを引き起こすことがあります。赤いぷつぷつとかゆみが特徴のあせもは、汗腺に

汚れがつまり、汗の出口がふさがれてしまうことが原因で起こる症状だと思います。

また、汗が蒸発するときに肌の水分を奪ってしまって、乾燥肌の原因になることもある

ようです。空気が乾燥している冬にはとくに気をつけたいところですね。

                 また次回おたのしみに! 峰不二子

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