コラム マスク対策
マスク着用時の熱中症予防・対策ポイント
■マスクを着用したまま熱中症対策
人は呼吸の際、冷たい空気を体に取り込み、温かい空気を出すことで体から熱を放出しています。しかし、マスクを着
用すると、マスクで温められた外気を吸い込むため体が冷やされずに、体内に熱がこもる原因の一つになると思います。
マスクを通して呼吸することにより、いつもより呼吸時にかかる体への負担が増し、運動している時と同じ
ように、いつもより余分に呼吸することで筋肉が使われるために、体温が上がりやすくなり、熱中症のリスクが高まって
しまうようです。
予防・対策としては、外出する際、通気性のいい生地を使用した衣服を選ぶよう心掛けることだと思います。下着は吸水性、
速乾性に優れた素材を選ぶといいと思います。冷却グッズを使って体を冷やすことも大切のようです。
外から戻ってきた際や、自宅で過ごす間、エアコンや扇風機などの冷房機器を適切に使用し、自分の身の周りの
環境を涼しく保っておきたいですね。
■水分補給は小まめに
マスクを着用していると、マスクをつけはずすことが手間になり、いつもより水分補給がしにくいため、水分の摂取量が
減ってしまうことと思います。
マスクを着用するときは、普段よりもこまめな水分補給を意識しましょう。水分補給と合わせて、大量に汗をかいた際には
適度な塩分補給も行い、汗で失われてしまう体内の塩分やミネラルを補っておくことも重要のようですね。
「新しい生活様式」では、マスクの着用を求めています。一方で、マスクを着用すると熱中症のリスクが高まる
可能性があります。消防庁によると、6月1日~14日の熱中症による救急搬送人数は前年同期比で約1.4倍で
新型コロナと熱中症の板挟みになっていますが、対策を心掛けて夏を健康に乗り切りたいですね。
次回おたのしみに 峰不二子
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