妊娠中の場合
妊娠中である場合は湯治を避けるのが良い様
です。妊娠中は、デリケートな期間で、温泉成分
の刺激が強く感じられる場合があり、とくに、
酸性系の温泉は皮膚への負担が大きく、妊娠中
の肌状態が不安定なタイミングは好ましくない
といえるかと思います。
その他の注意すべき疾患がある場合
湯治を避けるべきタイミングについては、注意すべき
なのが 「禁忌症」 と呼ばれる疾患があるときで、
以前勉強した急性疾患の他に、急性疾患も避ける
べき症状で、チフスや赤痢などを患っているとき
には、湯治は負担となることが考えられるため、
体調が改善するまでは避けると良いかと思います。
湯治が効果なしといわれる理由
湯治には様々な健康効果が期待されている一方
で 「効果なし」 といった声もあり、古くから親しまれ
てきた湯治は、その健康効果の高さから今日まで
続いてきた習慣の一つで、もちろん、一切の効果が
期待できないといったことはないそうです。
それでもなぜ、効果がないといった意見があると
思いますか?ここからは効果なしと言われる具体的
な理由を見ていきましょう。
期待される効果と実際の効果にギャップがある
湯治が効果なしといわれる理由は、想像と実際の
ギャップ差が挙げられ、 「劇的に改善する」 と
いった期待を抱いていたにもかかわらず、実際に
は体調が良くなる程度だった、といった状況で
は効果がないと感じる方もいる様です。
基本的に湯治は医学ではなく、急激に症状が
良くなることはない点を頭に入れて、温泉で療養
することが大切だそうです。
個人差による効果の違いがある
湯治の効果には個人差があり、そもそも湯治で
改善しやすい症状と、改善しにくい症状があり、
本人が持つ自然治癒力の高さでも効果の差は
表れるそうです。実際に、湯治を始める段階
で、人それぞれ自然治癒力の高さには差がある
様です。
もともと自然治癒力が高い方は、湯治による効果
は実感しにくく、一方で、自然治癒力が低めの方
は、体感的にその効果を感じやすい傾向にあるかと
思います。
湯治に効果なしという方の中に、もともと自然治癒力
が高く、効果を実感しにくかった、といった方も少なく
ないそうで、こうした個人差により、効果を実感し
にくかった方が 「効果なし」 として意見を挙げて
いるケースもあるそうです。
誤った湯治方法を行っている
湯治に効果がないといわれている理由の一つに、
「そもそもやり方が間違っていた」 といったケース
もあり、湯治は正しく行ってこそ、本当の効果を発揮
する療法で、誤った方法では本来の効果を受けられ
なかったり、かえって体調を悪くしてしまったりする
など、さまざまな問題が生じてしまうそうです。
湯治の効果を得るために、どのような湯治が効果
的であるかを理解し、正しく行うことが重要です。
決して自己流ではなく、情報収集を徹底したうえで
正しい手順を踏んで行えると良いですね。
まとめ
湯治の効果や効能、実施すべき期間などについて
勉強していきました。
湯治は効果なしと言われることもあるのだそうです
が、正しい方法で適切に行えば十分に効果が期待
できる療法の一つだからこそ適切な方法を理解した
上で行う必要があるそうですが、湯治は必ずしも
すべての症状におすすめできる療法ではなく、疾患
のタイプにより、避けたほうが良いケースもあるそう
です。
安全に湯治を楽しむため、正しい方法を理解したうえ
で計画を立ててみるのが良いかと思います。
また次回おたのしみに峰不二子