コラム  【熱中症は予防が大事】

 熱中症は命にかかわる病気で平成30年

(2018年)から令和2年(2020年)にかけ

てで、熱中症で亡くなる人が3年連続1,000人

を超えているそうです。

しかし、予防法を知っていれば防ぐことができる

ようで、熱中症は、近年5月から多く発生して

いて、特に梅雨明けの蒸し暑く、急に気温が高く

なる時期には例年、熱中症による救急搬送者

数や死亡者数が急増しているそうです。

熱中症の予防行動を積極的にとり、熱中症警戒

アラートを活用し、十分な対策を取れると良い

ですね。



暑さ指数(WBGT)を確認しましょう


身の回りな暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Tempera

ture:湿球黒球温度)を行動の目安にし、暑さ指数

(WBGT) は人体と外気との熱のやりとり(熱収

支) に着目し、気温、湿度、日射・輻射、風の

要素をもとに算出する指標で、特に労働や運動

時の熱中症予防に用いられているそうです。

暑さ指数が、28以上になると熱中症患者の発生

率が増えるため厳重な警戒が必要で、外出時は

炎天下を避け、激しい運動を避けると良いそうです。

31以上になると危険な暑さとなり、暑さ指数は

時間帯や場所によって大きく異なるので、身の回

りの暑さ指数を環境省熱中症予防サイトや、アプリ

などで、確認しましょう。




3⃣熱中症が疑われる人を見かけたら


熱中症は急速に症状が悪化し、重症化します。軽症

の段階で早めに異常に気づき、応急処置をすることが

重要だと思います。

熱中症になると表れる症状は次のとおりで、熱中症の

症状を、重症度によってⅠ度からⅢ度まで、の3つの

区分に分類しているそうです。


熱中症の重症度と主な症状


分類  重症度  主な症状

Ⅰ度  軽症    

現場での応急処置が可能 めまい・失神・筋肉の硬直

(こむら返り)、大量の発汗


Ⅱ度 中等症

病院への搬送が必要 頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐

力が入らない、体がぐったりする、

 (熱疲労、熱疲弊)


Ⅲ度  重度

入院・集中治療の必要 意識がなくなる、けいれん、歩けない
 
刺激への反応がおかしい、高体温

                   (熱射病)



もしも、熱中症が疑われる症状の人を見かけたら、落ち着いて、

状況を確かめて対処すると良いようです。


涼しい環境に避難させる

めまいや大量の発汗など、軽度の熱中症症状がみられる

人がいたら、すぐに風通しの良い日陰やクーラーが効い

ている室内など涼しい場所へ移動し、涼しい場所へ

避難した後も、しばらくは症状が急変するおそれ

があるため、目を離したり、熱中症の疑いがある人

を一人にしないようにするそうです。


身体から熱を放散させ冷やす

衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、濡れタオル

をあてて仰いだり、するなどして、体から熱を放散

させ冷やし、自動販売機やコンビニで、冷えた飲料

水のペットボトル、ビニール袋入りのかち割氷

、氷のうなどを手に入れ、それを首の付け根の

両側、脇の下、鼠径部(大腿の付け根の全面

、股関節部)に広く当てて、皮膚直下を流れてい

る血液を冷やすことも有効だそうです。軽症の

場合は、これで良くなることがあるようです。


自力で水分補給を促す

冷たい飲み物は胃の表面から体の熱を奪う

と同時に、水分補給もでき、応答が明瞭で、

意識がはっきりしているなら、冷たい飲み物を

持たせて、自分で飲んでもらうようです。

大量の発汗があった場合は、汗で失われた

塩分も適切に補える経口補水液やスポーツ

ドリンクなどが最適だそうです。

「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」

「応答がない(意識障害がある)」 ときは、誤

って水分が気道に流れ込む可能性があるそう

なので、これらの場合には、口から飲んでもらう

のは禁物で、すぐに病院での点滴が必要だそう

です。


意識障害が見られる場合はすぐに病院に搬送

する


自力での水分の摂取ができない場合や、意識

障害が見られる場合には、症状が重くなっている

と考えられ、救急車を呼ぶなど、すぐに病院に

搬送する手段をとるようです。

ペットボトル飲料のフタを自力で開けられるか

どうかも、判断材料のひとつとなり、自力で

フタを開けられない場合、すぐに病院に搬送

するそうですね。

 

まとめ  

熱中症は命にかかわる病気ですが、予防法を

知っていれば防ぐことができ、熱中症警戒

アラートを活用し、熱中症の危険が極めて高く

なると予想される日は、できるだけ暑さを避け、

水分・塩分の補給をしっかり行うなどの対策を

し、熱中症が疑われる人を見かけたら、状況を

確かめ、早めに応急処置をするようにしましょう。


   また次回おたのしみに  峰不二子





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