熱中症対策 今からできること
桜の季節もGWも過ぎ去り、気づけばもう本格的
な梅雨入りですね。
夏の旅行計画が立たなくとも、梅雨が明ければ
夏はやってきますね。
昨年の7月は雨天の続く記録的な夏だったそうで、
今年は災害級の暑さという言葉が誕生するほど
厳しい暑さに見舞われそうですね。
今年の夏は平年通りかそれより高い気温になる
かと思います。
今からできる対策を見てみましょう。
|熱中症対策で知っておきたい7つのポイント
体力の低下
テレワークに切り替えた社員の歩数が約30%
低下したそうです。通勤と就労による運動が
私たちの生活において意外と大きなウエイトを
占めていたことがわかりますね。
活動量が落ちた状態から、急に負荷がかか
った状態になると、疲労が蓄積し、体調を崩し
やすくなるようです。
仕事も趣味も付き合いも、ブランクを早く取り
戻したいというお気持ちもおありでしょうが、
“試運転期間”は無理をせず、十分な休養をと
りつつ、ゆっくりと日常に戻していくことが
とても大切なのだそうです。
暑熱順化の不足
以外に思われるかもしれませんが、熱中症に
よる救急搬送は、夏本番の8月よりも梅雨明
け直後に最も多いようです。
私たちの身体は1週間程度かけて暑さに順応
していき、これを暑熱順化と言うそうです。
梅雨明けに急激な気温上昇が起こると、暑熱
順化が追い付かず熱中症になってしまうよ
うです。
暑さに慣れる機会がさらに少なくなるそうで、
より一層熱中症のリスクが高まることが
予想されるかと思います。
短時間でも日中に外で身体を動かしたり、入浴
の際には湯船に浸かって発汗するなど、普段の
生活でも暑熱順化のためにできることをぜひ取り
入れてみると良いそうです。
新たな生活様式と暑熱対策
マスクをしていると口からの水分の蒸散が起こり
にくくなり喉の渇きを感じづらくなるようです。
すると発汗による脱水に気づくのが遅れて熱中症
に陥ってしまうようです。
喉も乾かない上に、マスクを外して飲む煩わしさ
や、外出先で手が洗えない状態といった要因
が追い打ちをかけるようです。
タイミングを決め、こまめな水分補給を誰もが心
がけると良いですね。
外出前そして職場に到着した時、手軽に水分補給
できる環境を今から準備するのもいいかと思い
ます。
自転車通勤に切り替える方は、帽子やサングラス、
冷却グッズなどを今から揃えておけると良いよう
ですね。暑さ指数が危険なレベルの時は、柔軟に
通勤手段を変更することも必要だそうです。
飲酒量の増加
睡眠不足に並び、熱中症のリスクとされている
のが過度のアルコール摂取のようです。家飲み
やひとり飲みはついつい飲酒量が嵩んでしまい
がちのようです。
お心当たりのある方は、ご自身の飲酒量を今一度
見つめ直してみると良いですね。
アルコール依存症の疑いのある場合は、早めに医師
に相談すると良いそうですね。
病気治療の中断
通院は不要不急の外出ではないのですが、残念ながら
通院を中断してしまう方や、受診勧奨されてい
たにも関わらず受診を控えてしまう方がいるようです。
高血圧、糖尿病、心臓疾患、腎臓疾患、などの疾患は
熱中症のリスクで、新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)にとってもリスクがあることがわかってい
のだそうですが、必要な治療はどんな状況であっても必ず
継続したほうが良いですね。
電話診療やオンライン診療をはじめる診療所が徐々に増え
ているそうなので、活用してみるのも良いかと思います。
新たな情報提供の試み
2020年7月関東甲信の1都7県で試行される、熱中症警戒
アラートについて見てみましょう。
これは、熱中症被害を防ぐため、環境省と気象庁が協力して
より信頼性の高い情報をより分かりやすい形で国民に
向けて発信していくもののようです。
従来の高温警戒注意情報のように、気温だけに注目する
のではなく、湿度や輻射熱を合わせて考えたWBGT(暑さ
指数)を元にし、熱中症の危険があると判断された場合
に発表される予定だそうです。
アラートは、対策行動(屋外作業の禁止など)も
同時に発表されるようですが、事業所の個性に合わ
せ、具体的な行動計画をあらかじめ決めておき、周知
しておくとより安心だそうです。
今年の夏も元気に楽しく過ごせると良いですね。
また次回おたのしみに 峰不二子