コラム   年末の大掃除の由来

 年末の大掃除の由来 「すす払い」 から学ぶ、

現代でも忘れてはいけないホコリ掃除。



年末のおお掃除の由来 「すす払い」 とは?


「すす払い」 の歴史は古く、始まりは平安時代

の宮中行事だったと言われているようです。

なんと平安時代の法律についてまとめた書物

には、 「すす払い」 をどのような手順で行うの

か詳しく書かれあったそうです。

この頃はただ単に宮中を掃除するというだけで

なく、厄払いの意味が強く込められた儀式として

捉えられていたそうです。

その後室町時代に入ると 「すす払い」 は神社

仏閣を中心に、仏像や本堂を清める行事となった

ようです。


庶民の間にこの習慣が根付き始めたのは江戸

時代と言われているそうですが、年に一度の

大掃除という現代の認識とは違い、当時の人々

は半月かけて行われるお正月準備の最初に行う

のが 「すす払い」 だったそうです。

すすと一緒に一年間の厄を払い、清らかになった

家で、門松やしめ縄といった縁起物の用意をして

新しい年を迎えることが、当時の人々にとって大

変重要な行事だったのだと思います。


日本で一番有名な 「すす払い」



そんな歴史の一幕を今でも垣間見られているのが、

毎年12月20日に京都の東本願寺、西本願寺で行

われる 「すす払い」 のようです。

その始まりは、今から500年ほど前、本願寺の中興

の祖・蓮如の時代から現代に至るまで続いている

大事な行事となっているそうです。

両本願寺の大きな本堂を100人以上の僧侶たちで

掃除するという行事だそうですが、東と西で、それぞれ

「すす払い」 のやり方が変わっているのも特徴的の

ようです。

西本願寺では、僧侶や一般参加者たちを合わせて

約600人以上の人々が数百畳もある広い本堂の畳

を、中央から外側へ向かって竹の棒で叩き、大きな

うちわでホコリを掃き出していくそうです。
 

一方東本願寺では僧侶と門徒たちが横一列にまっ

すぐ並び、端から順に叩いていくというやり方のよ

うです。

白い手ぬぐいを頭にかぶり、竹の棒と大きなうちわを

手に持った人々が一斉に畳を叩いてゆく光景は圧巻

の一言だそうで、年末の風物詩としてニュースにも取り

上げられ、日本で一番有名な 「すす払い」 とも言われ

ているそうです。


        また次回お楽しみに  峰不二子


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
コラム   年末の大掃除の由来
    コメント(0)