断り上手になる方法
・適切な自己主張で断るスキルを身につけよう!
アサーションスキルについてのトレーニング法を練習してきました。アサーション
のポイントは素直に、柔軟な言い方で、自分も相手も良い方法でというのが大事であるこ
とです。
今回は、適切な自己主張に欠かせない上手な断り方を、練習していきましょ
う!
・断り方で関係に差が出る
あなたは嫌な要求やあまり乗り気じゃない誘いに、上手く断ることができるでしょうか?
断り方を一つ間違えると、トラブルになったり、その後の人間関係にも影響してきます。
例えば、
「それはできません」
「嫌です」
とはっきり自己主張する断り方は、人間関係に角が立ってしまいます。今後二度と頼まれ
たり、誘われなくなってしまう可能性が高いです。
断り方のスキルを身につけておくことは、人間関係を円滑に進めていくために必要なスキ
ルの一つです。人間関係を継続していきたいと思う人は、ぜひ身につけておきたいです
ね。ではどういった断り方が良いでしょうか。
・ストレートな断り方はNG
では、今回は上手に断るための絶対的なポイントを紹介したいと思います。
それは、「ストレート過ぎない断り方」を目指すことです。
では、ストレートすぎない断り方とはどのような断り方でしょうか?断り方のポイントを2
つ紹介したいと思います。
・「今回は・・・」を使って自己主張を!
断る時に「今回は・・・」と添えることが一つ目のポイントです。
例えば、パーティーの出席を断る時では「すみません、今回は見送らせてください」と断っ
てみましょう。
今回はダメだけれど、次また誘ってくださいね。といったニュアンスが含まれます。また、
ストレートに断っている感じもしないので、相手も嫌な気分ではありません。
こうした「今回は・・・」と付け加えて自己主張をすると、はっきりと断りつつも角を立てな
い表現となり、次の誘いも期待できる断り方となるためおすすめです。
・お詫びの言葉を添えて自己主張しよう
もう一つのポイントはお詫びの言葉を添えることです。断る時に「ごめん」 「すみません
が」といったことを一言加えるだけで、だいぶ印象は変わってきます。
「今回は遠慮しておくよ」よりも「ごめん、今回は遠慮しておくよ」の方が相手も断られ
ても、悪い気はしませんね。
丁寧に詫びる必要もないですが、ヒトコトお詫びの言葉を添えると自己主張印象がグッ
と良くなります。忘れずに添えてみましょう。
・断ることがアサーション力を磨く!
上手に断るということは、まさに前回練習したアサーションの実践そのものです。自分の
気持ちを素直に表現し、柔軟に対応して、自分も相手も尊重するというのが、上手な断り
方に含まれています。
断る時にいつもストレートに言ってしまう。曖昧な返答しかできなくて上手く断れない。
なんて人はアサーション力を身につけて、上手に断れるよう心がけてみましょう。 峰不二子