コラム

            紅葉の季節

 それが平安時代になると「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき」(猿丸大夫

、古今和歌集)など、「黄葉」より「紅葉」と書く方が圧倒的に多くなったのは、日本が中

国文化の影響から離れ、独自の文化が芽生えてきたことの表れとする説が、今日では学問上の

主流になっているようです。


 紅葉を愛でる繊細な美的感覚は、日本人ならではの情緒―と思っていたら、「米国でも紅

葉見物は昔から盛んです。あちこちに紅葉名所があり、紅葉街道もあれば紅葉渋滞もある」と先日

の朝日新聞にあった。ただし。「米国では、紅葉観光は“リーフ・ピーパー”、直訳すれば“葉

っぱののぞき見屋”と呼ばれる。手塩にかけて育てた木や林をのぞき見に来るな、という地元特

有の意識だろうか」などという記事の続きを読むと、うーむ、こうした米国式利己主義とパー

トナーシップを組むことの難しさを感じます。          marimo


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