|与の重・煮物
煮しめ・筑前煮は様々な食材が入っているために
「家族かが仲良く一緒に結ばれる」 と言う意味があり、
また具材ひとつひとつにも意味があることのようです。
里芋は親芋にたくさんの子芋がなることから 「子宝」
を願っているそうです。
レンコンは穴があいているので 「先を見通せるように」
という意味があるようです。
くわいは最初に大きな芽が出てめでたいことから 「出世」
の象徴になっているそうです。
他に黄色に色づけすることで 「金運」 や昔の仮名遣いで
「か」 を 「くわ」 と書いたことから 「くわい→かい→快」
と、 「一年を快く過ごすことができるように」 という説も
あるそうです。
快く:こころよく、気持ちよくなど晴れやかな気分を意味す
るそうです。
しいたけは 「元気」 「壮健」 への願いが込められている
そうです。
昔、しいたけは珍しいもので神様へのお供えものとして大切
にされていたそうで、下級の兵士が被っていた、かぶとに見
立てて、 「陣笠椎茸」 とも言われたようで武家社会の名残
だと思います。
豆腐・高野豆腐は煮詰めた豆腐に焼目をつけ楯に見立て
「家が守られるように」 という願いがあり、こちらも武家
社会の名残だと思います。
手綱こんにゃくはこんにゃくを手綱に見立て 「手綱を締め
て心を引き締め、己に厳しく戦いに備える心をやしなう」 と
いう意味があり、こちらも武家社会の名残のようですね。
梅香ニンジンの由来は、梅は花が咲くと 「必ず実を結ぶ」
ということから縁起物だと思います。
たけのこは成長が早いため 「子供の成長」 や 「家の
繫栄」 を願っているようです。
他にも昆布やごぼうなども入っていることもあるようです。
彩りに 「さやえんどう」 を乗せると素敵だと思います。
いかがでしたか?おせち料理の由来について分かったと
思います。調べてみると本当色々あり、お重の詰め方や仕切り
にも様々、料理の品に込められた意味も多く昔の人の考
え方は一味違いがありましたね。
料理だけではなく、道具や作法などもたくさんあるそうですね。
また次回おたのしみに 峰不二子