2.僕は話せる!と言う自信がつく
発話のメリットで大きいのが、積極的なコミュニケーションが可能となり、自信がつくと
いう点で、傾聴は相手を主体にするコミュニケーションですが、発話は自分が主体とな
って行います。
このとき、自分の話がうまくできるようになると、「自分自身で会話ができた」 「自分の
話で笑わせることができた」という自信をつけることができるようです。
イメージで言うと傾聴は“守り”のイメージです。それに対して発話は“攻め”のイメージ
で、自分から会話をどんどん作っていけるという積極性を養うことができるようです。
もちろん傾聴でも自信をつけることができます。発話に比べると少し受け身なコミュニ
ケーションなので、自身をつける!という意味では難しいといえるでしょう。
そのため、会話の自信がなくてコミュニ―ションに消極的になっている場合は発話のワ
ークを意外と効果を発揮するといえるでしょう。
3.発話上手は傾聴上手
発話が苦手と言うことは、実は聞き上手にもなれないようです。
例えば会話の相手が「〇〇製麺を昨日食べたよ。本格的な味でかなりおいしかっ
た!」
といってくれたしましょう。
このとき皆さんが聞き手でかつ、「発話が苦手」だとしたら、傾聴の返しもタンパクにな
ってしまいます
・そうなんだ~
・へ~。今度食べてみるよ
・ふ~ん。おいしそうだね。
こんな感じでしょうか、少し物足りない返しになってしまうかもしれませんね。逆に発話の
スキルを高めると、傾聴力高めることができるようです。
先ほどの例で言えば
「〇〇製麺!〇〇といえばやきそばをまず思い浮かべるけど、インスタント
も作っているんだね~。〇〇さんがそこまで言うならきっとおいしいんだね。今度買
ってみるよ。」
という感じで、ある程度ボリュームを持たせて返すことができるでしょう。そのため、発
話をするということは聴き上手になることにも繋がるようです。
3つの代表的な効果を上げましたが、発話には本当にさまざまなメリットがありますね。 峰不二子