コラム

今あおり運転が社会問題になっていますね。事件や事故のニュースを見ると、一般的な感覚では

なぜあのような運転をしてしまったのか?理解しずらいと思います。なぜ人はあおり運転をして

しまうのでしょうね。


渋滞や他人の運転に対して「イライラしてしまった・・・」という経験は大なり小なりあるの

ではないでしょうか。運転中のイライラや怒りの感情がコントロールできなくなると、気

づかないうちに危険な行為がエスカレートして煽り運転につながることもあるため、注意

が必要ですね。


 交通事故を起こしやすい人の特徴に、一時的な興奮を抑えることができ

ない衝動的な傾向”かっとなる特性”を挙げられています。また煽り運転の研究が盛んな、イギ

リスの研究では、交通事故の85%が怒りの結果と分かっています。(yahoo!ニュース)


イライラや怒りの感情は、交通事故と密接に関係していますね。




・自己否定的

怒りっぽい人は、自己否定が強い傾向にあると言われています。自己否定は他否定につながるため、

煽り運転などの攻撃的な行動をとってしまうようです。



・勝ち負け思考

怒りの感情が出やすい人は周囲との競争意識が強い傾向があるとされています。何事も勝ち負けで

考えてしまうことで煽り運転など攻撃的な行動をとってしまうようです。



・支配-被支配

イライラしやすい人は、上下関係での人間関係しか築けない傾向があるようです。過去に虐待

などの強い上下関係の場所にいたことで、勝ち負け思考が強くなり、支配・被支配の関係

を作ってしまうようです。



・反社会性人格障害

暴力的な行動が幼い頃からあれば、反社会性人格障害の可能性を探る必要があるとされています。

反社会性人格障害とは、社会のルールを破り他人を欺いたり侵害することに罪悪感を

持たない障害で、非社会性パーソナル障害とも呼ばれます。幼い頃には「素行症」と診

断され症状が続くと、その後「行動障害」に発展し。大人になってから症状がある場合は

「反社会性人格障害」と診断されているようです。



・若年性認知症

最近急に怒りっぽくなったという場合は、若年性認知症の可能性を探る必要があると

言われています。若年性認知症の一つに「ピック病」があります。ピック病は、穏やかだった性格の人

が急に怒りっぽくなったり、信号無視など社会ルールを破るなど、人格や行動変化が目

立つのが特徴で、性格が急に変わった様子があれば、脳の疾患を疑ってもいいといわれて

います。



・被害妄想

統合失調症に見られる被害妄想の可能性もあるようです。被害妄想がある人は、怒りや不満に

敏感なため、「誰かが馬鹿にしている」 「攻撃してくる」 など周囲を敵と思い込み、相手

を攻撃してしまうようです。



・誇大妄想

躁病に見られる誇大妄想の可能性もあるようです。誇大妄想は躁状態で気持ちが大きくな

り、現実からかけ離れて自己評価が高くなり、攻撃的になってしまいます。躁鬱による錯

覚から、攻撃性が高くなっているため、感情に波があるのが特徴のようです。



・限定的人間関係

限定的な人間関係で過ごすと、抑制がかかりにくく攻撃的になりやすくなるようです。煽り運

転をする人は、社会とつながりが薄い可能性が高い可能性があるようです。



・ストローク不足

社会とのつながりが薄いと、ストローク不足から攻撃的になりやすくなるようです。ストロー

クとは、おはようと声をかけたり、体を抱きしめるなど、日常の何気ない交流です。この

交流によって私たちは自分の存在が認められていると感じるのです。ストロークが不足

すると、承認欲求が満たされない辛さから攻撃性が出てしまうようです。


・共依存関係

今、話題になった煽り運転事件では助手席に乗っていた女性ドライバーの男性を

支持するような言動や行動が見られましたが、これは共依存の可能性を考えていかなくては

ならないようですね。


助手席の方も煽り運転を助長するような行動がみられる場合は共依存のような不健康な関

係になっている可能性があるようです。

思いやりのある運転を心がけていても、運転中にイライラしてしまうことはあるかもしれ

ません。運転中のストレスを、煽り運転などの危険行為に膨らませないためにストレス

の対策をしましょう。



呼吸法

衝動的な怒りのコントロールには呼吸法が有効です。イライラした時には、まずは深呼吸

です。深呼吸をすることで、身体の緊張をほぐしたり興奮を静めたりすることで、気分転

換ができます。

衝動的な怒りのコントロールには「6秒ルール呼吸法」が有効だと言われています。


攻撃的になりやすい場合は、マインドフルネスが有効です。マインドフルネスとは「すべ

てのことを迎え入れ、それをあるがままにしておく」です。感情を冷静に見つめなおすこ

とで、感情のコントロールが出来るようになるようです。

温かい人間関係を作ることで怒りの感情を軽減できると言われています。温かい人間関係を作ることで怒りの

感情を軽減できるということだと思います。

現実検討をきちんと行うことで、嫉妬感情に巻き込まれずに客観的に、物事を把握することができるようです。

怒りによるデメリットを把握していくと、怒りの感情をコントロールできるようになるようです。

感情コントロールをすることで、煽り運転もなくなるでしょう。      峰不二子





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